マルコによる福音書 13章1〜23節

「終末」と聞いて、どう思いますか。「世の終わり。滅びの日。審きの日」などなど。
教会は、そのような悲観的な面だけを語ってはいません。それは、昇天されたイエスが、「戻ってきて、あなたがたを迎える」と仰った再臨の日、喜びの日だと語ります。聖書は、終末は「必ず来る」と告げ、同時にいつ来るかは明らかにしません。その日は創造主なる神が定められること。大津波、大噴火、戦争、核の脅威、等々。想像を超えるような大災害を前に、「慌ててはいけない。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない」と告げる。「少し前にでも判れば…」と考えても無駄です。いつ来るか誰も分かりません。ただ私たちは、その日がいつ来ても良いようにと、心の目を覚まし、今日を誠実に歩み、望みを持って明日を迎えるのです。

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