人は時に重大な試練、死と直接対面するような経験をすることがあります。今朝の詩編の作者は、そのように病のために墓穴に追い詰められながらも、自分が今生きていることに意味を見出そうとしています。今までの生き様を振り返えり、改めて神に向かって命に繋がる救いを願います。そしてその祈りに応えて命を与えてくださった神に、「主よ、あなたをあがめます」と賛美と感謝を詠います。祈りは、人間的な悲しみを言い、自らの罪の深さを告白し、憐みを乞い、与えられた生の感謝に及び、そして「わたしの神、主よ、とこしえにあなたに感謝をささげます」で締めくくられます。この祈りと併せて私たちは、神に向かって「いつも喜んで、絶えず祈り、どんなことにも感謝」することでもって神を賛美するのです。
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