イエス誕生の物語をヨハネは、「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた」と告げます。「言」はキリストのことです。「キリストは肉となって、…」。「言」だけではなく、ヨハネはキリストを「命」と言い、「光」と表します。「命は人間を照らす光である」。この命は神に創られた人として必要な命。光はすべての人を照らす光。ところが世は、「神とか、キリストとかに背を向けていても別に不自由しない。自分の力でやっていける」と、自分の心の底までを照らし出す光を避け、そこが安全だとばかりに闇の内にいようとします。そこは自分を中心とする所だから居心地が良い。しかし闇は光に照らし出されます。御言葉は、自己中心の闇に居続けるか、それとも神を中心とする光に生きるか。そう私たちに問いかけます。
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