「主にのみ、わたしは望みをおく」と告げる詩人の言葉。「主にのみ」です。他の何かにではなく、私たちが畏れ敬い、信頼するのは、ただ主なる神のみ。それは他の神々に従うこと、自分の自信に頼ることより、はるかに優る生き方であると教えています。人は、ひたすら神の言葉に聞き入り、神の恵みを謙虚に受け入れ、示されます御心に服従すること。そのことを詩人は、「ただ、わたしの耳を開いてくださいました」と感謝します。余計な人間の言葉を聞くためではなく、ただ神のお言葉を聞くために、わたしの耳は開かれている。人は、自分の努力によって神に近づくことはできません。ただ一方的に与えられる神の恵みによって、それを告げる神の御言葉によって、神との関係を正しく保つことができるのです。
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