今朝の物語は、「カナ」という片田舎で行われた婚礼の場で、水をブドウ酒に変えるというイエスの「しるし」物語です。それはその場にいた人たちも気付かない。イエスに目を向けている人、イエスから仕事をするようにと言われた人だけが気付く「しるし」です。召し使いたちはイエスの言われた通り、水がめの口の処までいっぱいに水を入れました。「それでは汲み出すときにこぼれます」、「この水を世話役に試飲させるのですか」などとは申しません。自分の判断や世間の常識、旧い教えでイエスの言葉を計りません。ただ言われたとおりにします。しかしそのイエスの言葉に従うとき、水はブドウ酒に変わり、飲む私たちの人生は一変します。まさにイエスの言葉こそ私たちに振舞われる極上のブドウ酒なのです。
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