サマリアのシカルの町に住む女性が町はずれの井戸端でイエスに出会います。イエスとの会話の中からイエスが只者ではないことを悟った女性は町にとって返し、人々にそのことを熱心に告げます。彼女の言葉と態度に真剣さを感じた人々はイエスのもとにきます。真理を語るイエスの言葉、教えに人々は信じる者に変えられていきます。ひとりの人の言葉が思いもしない結果を生みました。彼女はさほど意識しないでイエスのことを人々に告げたのです。「ねばならない」、「これはわたしの義務だ」というような気負いはありません。自分が受けた恵みを話しするだけでした。その結果がどうなるかは、わたしではなく神がお決めになることです。ただ、「あのとき黙っていないで、話していたら」という後悔だけはしたくありません。
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