ローマの信徒への手紙 4章23〜25節

十字架と復活のイエスを信じキリスト者とされた者は、今までの罪が赦され、二度と罪の虜にならない?。そんなことはありません。あいかわらず日常的に罪を犯し、そのつど「赦してください」と願い祈ります。それでは十字架は何なのか。「赦しの約束」は無効なのか。どうやら十字架による罪の赦しは、日常的な罪すべてが帳消しになるということではなさそうです。十字架は、「和解」、神と人間との和解を意味します。人間の神に対する罪は、神との関係を断つ結果となり修復が必要です。そこでイエスの十字架による修復です。このことで神は人間と和解してくださり道は開けました。これが一度限りの赦しです。私たちは、日常的にこの開かれた和解の道を通って神の御許に行き、自らの罪を告白し、その罪の赦しが与えられるのです。

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