時と時間。どう違うのでしょうか。時間は、正確に時を刻みます。それは皆平等です。しかし時は、人それぞれに違います。ある人にとって十月二日はとても大事な時ですが、別の人には何でもない一日。人生を左右するような時もあります。イエスは「わたしの時はまだきていない」と言われます。「わたしの時」。不思議な言葉です。その時とは、イエスにとって何を指すのでしょうか。私たちにはまだ判りません。それでもイエスが私たちのために何かをなさるということは間違いないようです。エルサレムに来られたイエスを宗教指導者たちが捕らえた時、「わたしの時」は近づきます。そして私たちすべての人の罪の贖いとしてイエス自らが十字架を負い、十字架の上で死なれたことにおいて「わたしの時」は成し遂げられたのです。
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