讃美歌三一二番「慈しみ深き友なるイエスは…」の中心は、「友なるイエス」です。イエスは、私たちを「わたしの友」と呼ばれ、「友のために自分の命を捨てること以上に大きな愛はない」と言われた。その言葉のようにイエス・キリストは捨てられた。神から離れ、自分を第一に思いのままに生きようとする者の罪の赦しのために、ご自分の命を捨てられた。そのイエスを私たちが「友」と呼ぶには「互いに愛し合うこと」、「イエスの言葉、聖書に聞き、祈ること」だと言われる。この「愛」について、人は愛することで相手に何かを求めています。しかしもともと愛は、求めないもの、無償の業です。「求めず、気付かず」です。イエスは、友のために命を捨てられた。これが神の子イエス・キリストの愛の姿です。
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